Amazonで安いと思って即買いしたモバイルバッテリー、すぐ壊れた…
よく見たら中華製品だったんだけど、もう2度と騙されたくない!
そんな悩みに答えます。
- Amazonの中華製品・怪しい業者の見分け方
- Amazonの中華製品・怪しい業者の除外方法
Amazonで「良さそう!」と思って買った商品が実は中華製品・怪しい業者のものだった経験、したことありませんか?
私自身、中華製品や怪しい業者の商品に何度かだまされたことがあります。
買う前はいい商品に見えたのに、購入後正しい方法で使ってすぐ壊れたときは本当にがっかりしました。
スマホの充電ケーブルが数回使っただけで接続不良に…
安かったとはいえ、損した気分になりました!
そこで、本記事ではAmazonで中華製品・怪しい業者を見分け、除外する方法を解説します。
Amazonブラックフライデーで絶対損したくない方も、必ずチェックしてくださいね!
Amazonの中華製品・怪しい業者の見分け方
まず、Amazonの中華製品・怪しい商品の見分け方をチェックしていきましょう!
見分けるポイント、たくさんあります!
見分け方①:メーカー・ブランド名をチェックする
メーカー・ブランド名が適当に付けたような名称の場合、中華製品・怪しい商品であることが多いです。
以下、私が実際にAmazonで見つけたメーカー・ブランド名をいくつか挙げてみます。
- 全角ローマ字の業者
- どう読んだらいいのか分からないブランド名
は高確率で怪しいです!
また、「STSEETOP JP」のように日本製に見せかけているブランド名もあります。いい加減なメーカー・ブランド名を見つけたら、中華製品・怪しい業者の可能性を疑いましょう。
見分け方②:商品名の冒頭をチェックする
また、Amazonの中華製品・怪しい業者は、商品名の冒頭でもある程度見分けることが可能です。
Amazonでは、出品者に対し「メーカー、ブランド名、仕様、型番などを含めた商品の正式名称」を使用するよう定めています。また、商品と関連のない情報を商品名に含めるのは規約違反です。
そのため、安全な業者の大半がそのルールに従い、冒頭に「メーカー・ブランド名」を載せています。
一方、中華製品・怪しい業者はルールに反し、冒頭に商品と直接関係ない情報を載せることが多いです。
ここで、Amazonで実際にあった粗悪品・怪しい業者の商品名の冒頭を見てみましょう。
特に商品のスペックを誇張するような文言が冒頭にあった場合、なるべく避けるのが無難です。
ただし、安全な業者の商品でも、例外的に商品名の先頭にメーカー・ブランド名がない場合も。例えば、以下のような感じです。
- 2022
- 【大容量】
- 【Amazon限定】
Apple製品など一部のガジェットは、冒頭に製造年(西暦)を入れていることがあります。
詰め替え用の洗剤やシャンプー・コンディショナーなどは、通常版との違いが分かるよう、あえて冒頭に【大容量】と記載していることが多いです。
Amazonでしか販売されていない商品には、【Amazon限定】とよく記載されています。
そのため、商品名の先頭にメーカー・ブランド名がないからといって100%怪しい業者の商品とは言い切れません。それでも、見分け方の1つとして理解しておくと、中華製品・怪しい業者に騙されるリスクを減らせるでしょう。
見分け方③:商品名の文字数をチェックする
中華製品・怪しい業者は、商品名の文字数で見分けることも可能です。
Amazonは商品登録ルールで、商品名の長さについて以下のように定めています。
引用:Merchants@amazon.co.jp 商品登録ルール
- 商品名はスペースも含め全角50文字以内で入力してください。
- 服&ファッション小物、シューズ&バッグ、時計、ジュエリーの場合は、商品名はスペースを含め65文字以内で入力してください。
大半の業者が上記のルールに従った上で適切な長さの商品名を付けています。
一方、中華製品・怪しい業者はキーワード検索でなるべく引っかかるようにするため、文字数をオーバーした長い商品名を付けていることが多いです。
具体的にどんな感じで長いのか、例を見てみましょう。
229文字ありました。ここまで長いと、単語が多すぎて何が何だか分からなくなります…
こちらも文字数大幅オーバーの137文字。
とにかくいろいろ詰め込んだ感がすごいです…
安全な業者からも文字数オーバーの商品が販売されていることもありますが、中華製品・怪しい業者と比べたらまれです。
名前が異常に長い商品を見つけたら、なるべく避けるのが無難でしょう。
見分け方④:商品画像をチェックする
Amazonの中華製品・怪しい業者は、商品画像を過剰に加工していることが多いです。
具体的にどんな感じで画像加工が過剰になっているのか、商品をいくつかチェックしてみましょう!
充電性能を誇張するためなのか、イヤホンから謎の稲妻のようなものが出ています。また、バッテリー残量を示すデジタル表示も、実際は画像のように浮かび上がりません。
シャワーヘッドの画像も、加工が過剰です。水をアピールしたいようですが、商品の一部がエフェクトで隠れてみえません。
こちらの空気清浄機には、謎の葉っぱが舞っています。また、アロマ機能を誇張したいのか何かの花びらも…。
良い商品っぽく演出している感じがすごい…
合わせて、安全な業者が販売する商品の画像も見てみましょう。
このように安全な業者は、余分な加工のないシンプルな画像を使っています。画像加工でカッコよさを強調していると感じた商品を見つけたら、購入を控えましょう。
見分け方⑤:商品説明の日本語をチェックする
Amazonの中華製品・怪しい業者は、商品説明の日本語が不自然なことが多いので、簡単に見分けやすいです。
また、日本語の文章の中に中国語の簡体字がみられたり、中国語フォントを使っているために所々見た目が変になっていたりすることもあります。
では、実際にAmazonで掲載されている不自然な日本語を確認してみましょう。
一見しただけでは見落としそうになりますが、「入浴も楽しめま」と文章が不自然に途切れています。
文法は間違っていませんが、全体的に文章が不自然な感じがしますよね…。「です・ます調」と「である調」も混ざっています。
- 画像のバッテリーは贈り物
- 長持ちます
- ちょっと重くで
- バッテリーサズ
など、不自然な言い回しや間違った日本語が目立ちます。
商品への信用性が一気になくなりますよね…
商品説明の日本語を読んでいて違和感を感じたら、購入を避けましょう。
見分け方⑥:セールでの値引き率をチェックする
Amazonの中華製品・怪しい業者は、セールでの値引き率が安全な業者と比べて異常なことが多いです。
セールを含めた商品の価格推移は、ブラウザの拡張機能「Keepa」で確認可能。本来はせどり・転売をする方向けのツールですが、普段の買い物にも便利です。
Google Chromeを使う場合、以下の流れで導入できます。
- chromeウェブストアを開く
- ストア内で「Keepa」を検索する
- KeepaをChromeに追加する
- 有効化する
上記の流れの後、Amazonで商品ページを開くだけで、自動で価格推移が表示されます!
一部機能は有料ですが、価格推移のチェックは無料です!
先日、実際にAmazonで販売されていた中華製品のセール価格をKeepaで見てみると、下の画像のようになりました。
青い線が商品の新品価格、赤丸がセール時の価格ですが、13,000円から1万円以上も値引きされているのが分かります。
安全な商品の場合、メーカーのキャンペーンでもない限り50%を超える大幅値引きをされることはほぼありません。せいぜいAmazonデバイスがタイムセール祭りで半額~6割引きになるくらいです。
大幅値引きされていたらつい売り切れる前に飛びつきたくなりますが、本当に安心して使える商品なのか、一度立ち止まって必ず確認しましょう。
Keepaの使い方は、別記事「Amazonでの買い時が分かる!Keepaの使い方|グラフの見方も解説」も参考にしてください。
見分け方⑦:販売元をチェックする
Amazonの中華製品・怪しい業者は、販売元をチェックして見分けることも可能です。
販売元は、商品ページの右側(画像の矢印部分)に表示されているので、そのままクリックすると詳細を確認できます。
詳細ページはこんな感じです。ブランド名に「JP」を入れて国産のように見せていますが、中国の見知らぬ業者であることが一目で分かります。
+86で始まる電話番号は、すべて中国です!
日本製を思わせるキーワードがブランド名や商品名に入っていても、「この商品怪しいな…」と思ったら販売元を必ず確認しましょう。騙されて粗悪品を買うリスクを減らせます。
Amazon中華製品・怪しい業者を除外する方法
それでは、Amazonでの買い物で中華製品・怪しい業者を除外する方法をチェックしていきましょう!
除外方法①:商品検索URLの末尾に「&emi=AN1VRQENFRJN5」を入力(ブラウザ版)
ブラウザ版Amazonの場合、商品検索URLの末尾に「&emi=AN1VRQENFRJN5」を入力すると中華製品・怪しい業者を含むマーケットプレイス商品を除外できます。
実際に、モバイルバッテリーを探す際URL末尾に「&emi=AN1VRQENFRJN5」を入力する前と後で検索結果がどう変わるのか比較してみましょう。
まずは入力前の画像です。ところどころマーケットプレイスの怪しい業者の商品があるのが分かります。
続いて、入力後の画像です。マーケットプレイス商品が一気に除外され、Amazonが直接販売する商品のみから選べるようになりました!
怪しいタイトルの商品が一気に消えます!
ただし、「&emi=AN1VRQENFRJN5」を入力すると、中華製品・怪しい業者と一緒に高品質な商品を販売するマーケットプレイス業者も一緒に除外されるので注意が必要です。
例えば、中国に拠点を置きながらも、高品質で安全なモバイルバッテリー・急速充電器を販売することで有名なAnkerも除外されます。マーケットプレイス出品業者のすべてが悪質な中華製品・怪しい業者というわけではないことは、忘れないようにしましょう。
除外方法②:ブランドで絞り込む(アプリ版)
スマホ・タブレットでAmazonアプリを使う場合、ブランドで絞り込みをすると中華製品・怪しい業者を除外できます。
操作方法もカンタン。
まず、Amazonアプリで欲しい商品で検索をかけます。検索結果が表示されたら、右上の「絞り込み」をタップ。
ブランドで「Amazonブランド等」や「Apple(アップル)」などで選ぶと、信頼できるブランドの商品に絞って表示できます。
この絞り込み機能を使えば、中華製品・怪しい商品に惑わされず安全な商品を選べるでしょう。
除外方法③:サクラチェッカーを使う
Amazonの中華製品・怪しい業者の多くは、サクラチェッカーで見つけ出すことが可能です。
サクラチェッカーとは、Amazon内に掲載されたレビューの「サクラ度」を確認できるウェブサイト。以下の仕組みで商品のサクラ度を判定しています。
- 価格、製品:異常な値引率、商品名など
- ショップ:発送地域、電話番号不掲載など
- ショップレビュー:急激なショップレビューの悪化 → オープニングで不正レビューを自作自演でやっている業者など
- レビュー分布/履歴:自然ではないレビュー分布、レビュー件数の履歴
- レビュー日付:バイト募集期間による極端な日付の偏り
- レビュー・レビュアー→ レビュー本文の怪しさ、レビュアー自身の怪しさなど
→ 大項目の6種類のパラメーター各々において、5種類以上の詳細パラメータを持ち、その詳細パラメータにおいても10段階程度の判定基準を持っています。
→ 個人の好みよりレビューの自然、不自然さを分析できるようにしています。(漫画やアニメは不正レビューというよりアンチやファンの攻防)
→ 不正レビューアーグループ潜入より色々と入手した情報も使用しています。
→ 機械学習(AI)の仕組みも入っています。
引用:サクラチェッカー信頼度・信憑性・仕組み等のFAQ
使い方はとてもカンタン!
まずブラウザでサクラチェッカーを開き、検索窓に調べたい商品のURLや名称を入力し、「Go」ボタンをクリックします。
すると、商品のサクラ度がすぐ判定されます。「サクラ度が高い=信頼性が低い」ということです。
サクラ度99%…これは即除外ですね!
ただし、そんなサクラチェッカーにもデメリットが。レビューが少なかったり販売期間が短かったりする商品は、うまく判定できないこともあります。
それでも、そこそこレビューがあり販売期間も長い商品であれば、高い精度で中華製品・怪しい業者を洗い出してくれるでしょう。より詳しい使い方は以下の記事で紹介しているので、気になる方は読んでみてくださいね。
まとめ:Amazonの中華製品・怪しい業者を除外して上手に買い物しよう!
本記事では、Amazonで中華製品・怪しい業者を見分け、除外する方法をまとめました。
一見カッコよくて安い商品を見つけたらつい即買いしたくなりますが、それが粗悪な中華製品・怪しい業者の商品だった場合は大損するだけ。少し高めでも、安心できるメーカー・ブランドを選んで買う方がお得です。
見分け方・除外方法はどれも簡単なので、買い物で失敗するリスクを減らすためにもぜひ実践してみてくださいね!